東野圭吾を続けて読んで

本屋さんで 何故だか何回も目に留まった『東野圭吾』
息子が 一時期ハマっていたことがありましたが
(あれ?そういえば私は 文春の連載以外に 読んだことあったっけ?)
と 読んでみることにしました。

『百夜行』 『幻夜』 『新参者』などをドラマで
『容疑者Xの献身』 『手紙』 『秘密』などを映画で
…こうして挙げてみると かなり観ています(^_^;) ビックリ…

わざわざ本を読まなくても テレビで放映されてるから
書籍を手に取らなかったのでしょうか…?

今回はとりあえず 図書館ネット検索で 手に入ったものを本
東野圭吾を続けて読んで

結果から言いますと 両方とも面白かったですおすまし

『片想い』
同一性障害と大学時代のアメフト仲間の友情を軸にした推理小説
久しぶりに会ったアメフト仲間(正確にはマネージャー)が
「殺人を犯した」と告白したことから始まるお話です。
巻末の解説によると
『秘密』で精神と肉体が入れ替わったお話を書いた東野さんが
「入れ替わり」を追及して「同一性障害」のことを書くことに至ったようです。

私は アメフト仲間を中心とした登場人物たちが
信念や想いを それぞれ追及していく部分に 惹かれました。

『悪意』 は 読んでみたら
加賀恭一郎シリーズの第4作でした(^_^;)
読み始めは 何だか古い感じの書き方だなぁ と
失礼なことを感じていたのですが
それがどっこい(古い?)初めての経験をたくさんしました双葉

まず 書き方。かなりネタバレで 書いちゃいますキャー
殺人事件が起き 犯人そのものは割合始めの辺りで 確定するのですが
実は 最初の章犯人が事件のあらましを書いているのです。
いえ、その時点では 自分=犯人 とは綴っていないのですが
次の章が 加賀恭一郎からみた最初の視点になっていて
そこで 「あなたが犯人でしょう」と指摘注目
あれ?もう分かっちゃって それで良いの~?と思ってたら
    「でも 動機がわからない」  これが『悪意』のテーマでした。

そして 捜査で挙がる物的証拠などから 動機が明らかにされていくのですが
「なんか おかしい」と思い続ける加賀さん。
犯人と話し合い(?)を続けながらも 過去を調べ始めます。
そこで 話が二転三転していくのです~
一体 事実はどこに行き着くの~?といった感じびっくり

過去を調べている書き方が
ちょっと 『湊かなえ』さん風 です。
関係者の告白を 順次に綴っていくことにより
過去が明らかになっていくの。 書き方は全て「セリフ」です。
読みながら (この手法を 湊さんが真似したのかなぁ) なんて思いましたが
息子に話したら 「似た書き方は 誰でもやってるよ」 と。 確かにね~
もっと掘り下げて語るには もっともっと彼らの本を読まなくてはねおすまし

次は 何を読んだら良いかなぁ?



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